腹痛や下痢がひどい。生理前のこれらの症状に何か対策はないですか?

■生理前の腹痛と吐き気がひどいけど産婦人科で異常なし(妊娠なし)

激しい腹痛と吐き気が起こった時、普通なら内科を受診しますよね。
胃潰瘍とか、最悪がんなんてことも考えちゃいます。

でもこれが生理前になると起こるというのであれば、
女性の場合、婦人科を受診することを選ぶ人もいるでしょう。

妊娠初期の場合、お腹が下ったり、つわりで吐き気がある人もいます。
そんなことも考えて婦人科を受診するんでしょうが、
妊娠はしていなかった。

でも腹痛や吐き気が治まらない。
じゃあいったい原因は何なんだろうって不安になりますよね。

こんな時、ちょっとつらい話かもしれませんが、
一ヶ月間、基礎体温を測ってみてください。

生理の開始日を1日目として、朝起き上がる前の体温を表にしていきます。
その時に、一緒に体調のメモもしてみましょう。

激しい腹痛が起こった日や、吐き気に襲われた日などに印をする。
もし他に不調があるようなら、その体調もちょっとメモしておく。

一ヶ月付けられたら、この表を持ってもう一度婦人科へ行ってみてください。

腹痛や吐き気が生理前に集中していることが客観的に見られることと、
他の不調ももしあるようなら、総合的に診断をしてくれるはずです。

そしてそこで、ひとつの病気を聞かされるかもしれません。
生理前の腹痛と吐き気で考えられる病気を次に説明します。

■原因不明ならPMSかも。

婦人科で判断される腹痛として、まずあがるのが子宮内での異常です。
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がんなどがありますが、
自覚症状として腹痛や下痢、吐き気などがあります。

しかし検査でこれらの可能性が無いとなると、
次に考えられる病気に「月経前症候群(PMS)」というものがあります。

これはその名前のとおり、生理前に不調が起こる病気です。

起こる不調とは、体の各部の痛みやむくみ、イラツキや落ち込みなど、
身体的にも、精神的にも様々な症状があります。

これらの症状が、生理の10日くらい前から、
生理直前、時には生理2日後くらいまで続きます。

生理が始まるとぴたっと止まってしまうのが特徴的で、
PMSという病気を知らない人や、男性側からすると
生理前の精神的なものと片付けられがちです。

理解を得にくい病気なので、わかってもらえないストレスが、
更に病状を悪化させてしまう可能性もあるとして、なかなか厄介な病気です。

ただし、病気であることは間違いないので、
きちんと病院で診断を受けた場合は、もちろん治療薬もあります。

そのため、もしも生理前に腹痛や吐き気などの不調が続くようなら、
それをふまえて婦人科に診察をしてもらったほうがいいと思います。

■自分でできるPMS判断

一ヶ月基礎体温や体調のメモをとっている間、
他に自分でできるPMSかどうかの診断方法は無いのでしょうか。

病院の診断に比べると確実性にはかけるかもしれませんが、
基礎体温をつける必要があるかどうかの判断くらいにはなると思います。

項目が30~50項目くらいあるものなので、
ここで一個づつ上げるよりもご自身で検索してもらったほうが早いと思うので、
ネットにのっていて、簡単にできるものの名前を3つご紹介します。

・TERUMO
テルモの基礎体温とカラダの悩みにセルフチェックがのっています。

・カラダノート
ここでは、PMS以外にもPMDD(精神的な症状が強い)の診断も出来ます。

・セルフドクターネット
セルフドクターズチェックでチェックしたものをメール送信すると、
詳しい診断結果を返信してくれるようになっています。

お医者様に掛かる前に、一ヶ月の基礎体温を図る前に、ちょっと気になるから、
どんな理由でも構わないので、一度チェックしてみてください。

■PMSからくる腹痛や下痢の対策は?

PMSかどうかを調べる方法は、病院へいけば確実です。
そこで、PMSだと診断された後の腹痛、下痢の対策はどうしたらいいのでしょう?

まず、生理前の腹痛の原因の大変はむくみです。
生理前の体は、妊娠のため栄養や水分など溜め込みやすくなっています。

貯めこむ過程で、腸からも水分を吸収するので便は硬くなり、
便秘になるとガスが発生してお腹が張り、腹痛が起こってしまいます。

もう一つの原因は、プロスタグランジンという物質です。
この物質は、子宮の伸縮を促すもので、腹痛の原因ともなります。
また、その動きが腸にも影響するので下痢の原因にもなります。

下痢は他に、溜め込んだ水分が冷えてしまうのも原因になります。
かといって、水分を摂ることをやめることは出来ませんね。

そこで、貯めこむ体の機能をうまく理解した上でのケアが必要なんです。

・体を冷やさない
溜めた水が冷えないように、体をあたためる必要があります。
温めると頭痛や腰痛などの緩和にも役立ちます。

・卵、肉、乳製品を控える
卵、肉、乳製品はプロスタグランジンのもとです。
生理前はそこまでの伸縮は必要ないので少し摂取を控えましょう。

・DHA、EPA、γリノレン酸をとる
これらの栄養素は、炎症を抑え症状を緩和させる効果があります。
たくさん含まれている青魚、マグロ、鮭などを食べたり、
サプリで補うなどするといいでしょう。

あくまでもPMSが原因の腹痛、下痢の対策です。
先ずは、婦人科できちんと診てもらうことが大切です。