ひどい腰痛が生理前になると起こる|なにか対策はないの?

■PMS持ちです。腰痛が酷く、下着やズボンを履くことも激痛が・・

PMSの症状の一つに「腰痛」がありますね。
ぎっくり腰のような、ビリっと電気が走る痛みも有りますが、
腰全体がぼやっと重だるい痛みを感じる人もいますね。

腰痛がひどくなると前かがみになることが難しいので、
洋服の脱ぎきや、歯磨き洗顔、食器洗いや調理など、
生活のあらゆるところに支障がでますよね。

でも骨がずれたり筋を痛めたわけではないので、
コルセットをしてもあまり効果がありません。

そして困ったことに、市販の鎮痛剤は、
あまり腰痛には効かないということなんですよね。

薬が効かない、でも生理前の数日のことだからと無理をする。
我慢強い人ほど、症状は重症化していきます。

洋服が着られないどころか、無理がたたって、
朝布団から起き上がれないなんてことにもなりかねないんです。

どうせ無駄だとあきらめないで。
痛みは体のSOSです。
きちんと向き合って、治療していきましょう。

■ピルを処方されたけど副作用で血栓ができてしまった。

ひどい腰痛はPMSから来ていることはわかっている。
だから当然PMSの治療をしますよね。

婦人科で処方される薬として、ピルは代表的なものです。
ホルモンバランスを整え、生理周期を正常にし、PMSの緩和にも効果的。

ただし、ピルの服用には注意が必要です。
喫煙者や高血圧の人はピルの服用は出来ない場合があります。
その理由が、血栓です。

喫煙者はニコチンの影響で血管が細く、喫煙期間が長いほど、
血管の伸縮力も弱く硬い血管である可能性が有ります。

ピルの服用3ヶ月くらいの間に、人によっては血栓が出来る場合もあります。
その場合の、症状の重症度が喫煙者や高血圧の人にはひどくでてしまうのです。

ただ、血栓が出来たからといって、すぐに血管が詰まってしまうわけではなく、
血栓ができはじめた頃に起こる違和感の時に処置しておけば、
最悪のケースにはならずにすむ問題です。

また、ピル=血栓と思われがちですが、
その割合はたいして高くはありません。

その割合は、女性1万人に対して、ピルの服用のない人は1~5人、
ピル服用者の発症は3~9人の発症と低く、
むしろ出産後の40~50人の確率のほうがよっぽど高いと言えます。

そうは言っても、血栓が出来てしまったらピルの服用は中止です。
もしPMSの改善に効果を発揮していたならとても残念ですね。

そこでピル以外の腰痛の緩和方法をご紹介しましょう。

■漢方薬を飲んでみる

病院での治療薬として、ピルが飲めなくなると漢方薬を処方されます。
漢方薬は、自然界の植物や鉱物から作られた天然生薬なので、
副作用の心配がほとんどありません。

ただし、まれにお腹がゆるくなったり、トイレが近くなることがあります。
また、自分にあう漢方を見つけるのが大変で、
効果を実感するのに、最低1ヶ月が飲み続けなくてはいけません。

しかし自分にぴったりの漢方が見つかり、
継続的な服用も問題ないなら、PMSの改善にはかなり有功です。

というのも、漢方は体質を改善してくれるので、
効果を局所的に絞っていても、体全体のめぐりを良くしてくれます。

これからご紹介する漢方も腰痛緩和としてご紹介はしますが、
腰痛の引き金となるむくみや、むくみを引き起こす要因の改善をしてくれます。

それによって、むくみが原因で起こっていたほかの症状も緩和。
頭痛やお腹の張り、体のだるさなども改善されるというわけです。

あくまで、自身にピッタリの漢方が見つかった場合なので、
もし効果を実感できなかったら、漢方の種類を替えて色々ためしてください。

では、PMSのとくに腰の症状に効果のある漢方です。

・当帰芍薬散
体力がなく、疲れやすい体質の人向け。
むくみ、疲れ、腰痛の緩和に効果的。

・桂枝茯苓丸
体力があり、筋肉質の人向け。
お腹の張り、冷え、腰痛に効果的。

・苓姜朮甘湯
体を温め、腰痛を緩和。
冷えや、頻尿、夜尿症にも効果的。

ほかにもたくさん腰痛に効果のある漢方はあります。
もし漢方薬局で購入するのであれば、関連はないかもと自己判断しないで、
改善したい箇所や、体調を全て話してください。

体はつながっている、それが漢方薬の考え方です。
きっとそれらを全て改善するための漢方を選んでくれるはずです。

■その他の腰痛緩和の方法

ピルや漢方は病院での治療方法ですが、
いつでも出来る、普段からケアできる方法も知っとくといいですよね。

・カイロや腹巻きをする
下着の上から、カイロや腹巻きをすることで
腰まわりが温まり、血流が良くなります。
血流が良くなると痛みが軽減され、むくみのもとも解消出来ます。

・体を締め付けない
ガードルやボディースーツなどは血行を悪くします。
どうしてもという人は、自宅では着用せずゆったりとした服装になりましょう。
ただし冷えはいけないので、夏場でも靴下は履きましょう。

・足湯マッサージ
洗面器に少し熱めのお湯を張り、膝から下をマッサージ。
足湯中は、足元と腰回りの温度差があるといけないので腰にはブランケットを。
お湯にリラックス効果や鎮痛効果のあるアロマを垂らすのもいいですね。

・カルシウムやDHA、EPAを積極的に食べる
カルシウム・・乳製品、小魚、野菜
DHA、EPA・・イワシ、サバ、マグロ、ブリ
これに、血行をよくするネギ類、生姜、根菜を一緒に摂ると効果的です。

他には、最近では知られてきている病院での治療で、
「PMSレス注射」というものがあります。

注射をすると3~4日間、症状が緩和されるというもので、即効性があります。
大体PMSが始まりそうな頃から2~4本くらい定期的に注射することで、
生理前を快適に、穏やかに過ごすことが出来るようです。

主成分がビタミンB6なので、副効果として、
ニキビや肌トラブルの改善などがあるそうです。

もし、なにをやっても改善しないという方がいたら、
ぜひ「PMSレス注射」をためしてみてください。

日頃のケアと、特別な治療、
どちらも行うことで、より改善できるようになるといいですね。