生理前の辛さ改善のために低容量ピルを飲んだらニキビがひどくなったけどなぜ?

■生理前のイライラ対策でマーベロンを飲んでいたらニキビが悪化・・・

PMSの症状緩和のため、婦人科から処方される低容量ピル。
マーベロンは、その低容量ピルですね。

じつはこの「マーベロン」は、ニキビの治療薬としても使われてるんです。
驚きですよね。

どういうことかというと、
ニキビができる原因はいろいろありますが、ホルモンも関係するんです。

特に10代後半から20代後半までは、第二次成長期や、青春期と言われ、
ホルモンの分泌が活発化しバランスが一時的に崩れます。

ニキビが出来るのは、黄体ホルモンが卵巣や精巣を刺激して、
そこから男性ホルモンの一部が分泌されます。
この男性ホルモンの活発化がニキビを発生させるんです。

低用量ピルというのは、黄体ホルモンの分泌を抑制する働きがあり、
それによって婦人疾患を改善させるわけですが、

黄体ホルモンが分泌されないと卵巣や精巣は刺激されずにすみ、
結果男性ホルモンも活発化出来ずにニキビが作られない、という仕組みです。

また、マーベロンは他の低用量ピルに比べると、重大な副作用の問題はほぼなく、
欧米などでも、広く使用されている薬になります。

ただ、重要な副作用が比較的少ないだけで、軽度の副作用は起こりえます。
それが、ニキビです。

ニキビ治療で副作用がニキビって矛盾してますよね。
きちんと理由がありますよ。

低用量ピル、特にこのマーベロンは1相性といわれ、
薬剤中の黄体ホルモン量が全て一定になっています。

通常だと、生理周期似あわせてホルモン量は増減するのに比べ、
常に一定量を摂取するので、一時的に体がホルモンを過剰分泌したと錯覚します。

ホルモン量が増えるとニキビが増えるので、
薬剤が体に馴染む2~4ヶ月間くらいはニキビが悪化することがあります。

しかしこの期間を過ぎると、劇的にニキビは引いていって、
以前よりも張りのある素肌に生まれ変わることも珍しくないようです。

私の友達もPMS治療でマーベロンを飲んでいましたが、
そう言われるとお肌がすっごく綺麗になってました。

症状が改善されて気持ちに余裕が出来てきたからかと思ってましたが、
そんな理由があったんだと、初めて知りましたよ。

もし、服用後半年以上ニキビの悪化が続くようなら、
マーベロンが体に合わないかもしれないので一度お医者様に相談してください。

■PMSに低用量ピルが処方される理由

先程も少し触れましたが、
PMSの治療として低容量ピルが処方される理由はホルモンへの働きかけです。

体内を擬似妊娠状態にして、生理不順や生理にまつわる諸症状を緩和します。
擬似妊娠状態にするということは、生理を止めるということではありません。

生理1日目にピルを飲み始めます
そこから3週間、忘れずに飲みます。
4週間目は飲みません。

飲まない4週間目に次の生理が来ます。
するとまた1日目として薬を飲み始めます。
この繰り返しになります。

薬を飲んでいる3週間は、ピルによってホルモンが一定量に保たれることから、
体は「妊娠している」と誤認識します。

薬の服用をやめると、体は次の妊娠の準備のため生理を開始します。
PMSが起こる生理前期間が短いので症状緩和になるというわけ。

もっとわかりやすくしますね。
お腹の中を建築現場として、AフループとBグループの作業員がいます。

気分屋な現場監督や、計画性のない現場監督の場合、
作業員の動きはバラバラ、工期はめちゃくちゃ、最後は突貫工事。
これが生理不順、月経困難症、PMSの状態です。

低容量ピルを服用することで、現場監督がきちんと仕事をして、
作業員もそれぞれ予定通り効率よく仕事を始めます。
そのため工期に余裕も出て、丁寧な作業が出来る。

逆にわかりにくかったでしょうか?
卵巣ホルモンと黄体ホルモンのバランスを正して、体内を正常化する。
それが低用量ピルの効果と言うわけです。

■低用量ピルの他の種類

単純に低容量ピルと言っても、成分などが異なる種類が幾つかあります。
そのちがいをご説明しましょう。

・第一世代
卵胞ホルモン(エストロゲン)を抑え、黄体ホルモン(プロゲステロン)を増やす。
アンドロゲン作用(男性化)が少ないため、アメリカでは主流。

・第二世代
レボノルゲストレルという新しい黄体ホルモンを使った薬。
第一世代に比べ、避妊効果が格段に上がった。

・第三世代
デソゲストレルという黄体ホルモンを使った薬。
第二世代の避妊効果を引き継ぎ、アンドロゲン作用をほぼ防いでくれる。
最も副作用の少ないピルとして世界中で普及。

・第四世代
卵巣ホルモンを最小限に抑え、ドロスピレノンという黄体ホルモンを使った薬。
超低用量ピルと呼ばれ、副作用が第三世代より更に少ないと言われています。
そのため、他のピルが合わない人へ処方されることが多いです。

使用されている黄体ホルモンの種類が違うので、処方されたピルが合わないからと、
全てが合わないわけではないんですね。

病院によっても取り扱う種類が違うので、
今まで合わなかったピルの種類を覚えておいて、
処方前に伝えるといいかもしれませんね。

■低用量ピルを飲むときの注意

低用量ピルの合う、合わないは飲んでみないとわかりませんが、
飲む前に服用可能かどうか知ることは出来ます。

低容量ピルが飲めない人
・喫煙者
・授乳中
・エストロゲン摂取を制限されている人
・血栓症患者、その疑いのある人

喫煙者と授乳中は自分でわかりますね。
後の2つは、自覚がなければわかりませんよね。

ピルは血液を固まりやすくします。
血栓とは、血管内に血の塊がたまり血流を妨げる状態です。

なので血栓のできやすい人、血栓治療をしている人は飲めません。
タバコも血液が固まりやすくなるので同様の理由でピルは飲めません。

また、片頭痛もちのひとも、片頭痛の原因が血管の収縮にあることから、
ピルを飲むと症状が悪化する可能性があるのでおすすめしません。

ピルは体内のホルモンバランスに影響する薬です。
最初のニキビのように、想像もしないような影響が出ることもあります。

今はインターネットで手軽に低容量ピルが手にはいりますが、
本来は処方薬なので、安易に購入せず、まずお医者様に相談しましょう。