なにもする気が起きない!生理前のうつ状態を改善する方法ってあるの?

■生理前のうつ状態、PMSならピルを飲めば改善すると効いたけど本当?

気分が塞ぎこんでしまって何もする気が起きない。
何かをしようとするたびに、動きが止まってしまう。

こんな状態になるとこって無いですか?

もし生理前になるとこんなうつ状態になるんであれば、
それはPMSという婦人病の可能性があります。

そしてPMSの治療薬として、現在ピルはとても有功だとされていますので、
ピルの服用でPMSの症状が緩和されれば、うつ状態も軽減するはずです。

腹痛や頭痛、吐き気やめまいなど、体に現れる症状は病気として見られますが、
落ち込みや不安などの精神的な症状は、あまり病気としてみてもらえないですよね。

ひどい時には、「やる気がないからだ!」と叱られたりすることも。
それが余計に症状を悪化させるきっかけにもなったりして。

最初のきっかけはPMSの症状だったとしても、
何も治療せずにほうっておくと、本当に鬱になってしまうこともあります。

分からない人には、全く理解してもらえないことかもしれませんが、
この不安定な心理状態もれっきとしたPMSという病気なんです。

ぜひ早急に病院を受診して治療を開始してください。

■低用量ピルのメリットとデメリット

PMSの治療としてピルは有功ですと言いました。
これは紛れもない事実です。

ただし、投薬治療をするからには、
メリットもデメリットもきちんと理解することが大切です。

低容量ピルによる治療の、メリットとデメリットをご説明します。
きちんと理解した上で、ピル治療を選択するかどうか決めてください。

・メリット
ホルモンが安定するのでPMSの幾つもの症状に有功
月経が正常になる(生理周期や生理の出血、痛みの軽減など)
妊娠しない(避妊薬としても処方される)
肌荒れの改善(ニキビや吹き出物、オイリースキンなど)
子宮体がん、卵巣がんの現象

・デメリット
マイナートラブルとして、吐き気、頭痛、下腹部痛など
血栓が出来る可能性が上がる

ざっと上げるとこんなかんじになります。

デメリットにある「マイナートラブル」とは、
一時的に現れる副作用のことで、服用を始めた頃に体が過剰反応を起こすためです。
服用を続けることで体が薬になれ、副作用も治まります。

低容量ピルは、その成分が女性ホルモンでできています。
普段減少しているはずのホルモン量が上がることで、
体は妊娠状態と勘違いをして反応してしまうのです。

しかし飲み続けることでそのホルモン量に体が慣れてくると、
勘違いもしなくなり副作用も起こらなくなるというわけです。

血栓の可能性に関しては、まずピル服用前に、高血圧か、喫煙者かなど、
血栓のできやすい体なのか、もし出来た時にすぐに致命的な事にならないかを
医師からきちんと確認されます。

とはいえ、ピル服用での血栓の発生率は、
20歳以上の女性の1%程度ともいわれているほど低い確率なんです。

これは、交通事故にある確率よりも低いんです。
しかし、万が一のことを考え、ピル服用前にはきちんと確認をしています。

メリットに対してデメリットがとても少ないのも低容量ピルの特徴です。
もし、興味があるならば一度病院で相談をしてみてください。

■うつ状態に効く漢方薬

やはり血栓の心配や、なんとなくのイメージでピルは飲みたくない、
たばこを吸っているからピルは飲めない、という人もいるでしょう。

そんな人には、漢方治療が勧められます。

漢方薬は、自然の植物や鉱物で出来ているので
副作用もほとんど心配ありません。

ただし、ピルのような即効性はなく、
体質を改善しながらじっくりと効果を発揮する薬なので、
最低でも1ヶ月は服用を続けなくては行けません。

それでも構わないというのであれば、
体に無理をさせない薬として、漢方薬はお勧めです。

・女神散(にょしんさん)
比較的体格のいい女性、体力のある女性に処方される
不安症や不眠症、めまい、のぼせに効果があります。

・加味逍遥散(かみしょうようさん)
平均的な体型、体力の人向けです。
イライラ、落ち込み、不眠症などの精神不安定な症状に効果的です。

・抑肝散(よくかんさん)
華奢で、体力のない女性によく処方されます。
イライラ、不安、不眠、のぼせなどに効果的です。

これ以外にも、漢方の種類はとても多くあるので、
漢方の調合師によっては違う漢方を煎じてくれると思います。

個人ごとの症状に合った、その人の体格、体力を考慮した漢方、
まさにオリジナルブレンドを処方してくれると思います。

■うつ状態がひどいときには

PMSの症状の中でも、精神的な症状がつよく現れると、
婦人科だけでなく心療内科の併用を進めるところもあります。

PMSの治療を勧めても精神的な症状に改善が見られない場合や、
あまりに症状がつよく出すぎている場合などは、
精神的な症状に特化した薬を処方されることがあるんです。

抗不安薬や、抗鬱剤、睡眠薬などが代表的です。

精神科や心療内科と聞くと、あまりいいイメージがないかもしれません。
でも今は、企業が社員の体調管理の一環として、
健康診断の他に、メンタルケアを取り入れているところもあります。

独自の診断基準にしたがって、
残業が何時間を超えた人、休日出勤が何日ある人など、
通常勤務外の勤務を行った人には、心療内科医の診断を受けるなどしています。

欧米では、自宅にカウンセラーを呼んでカウンセリングを受ける
なんてことが日常的にあります。

心の状態を第三者的な目で診てもらうことはとても大切です。
客観的に自分を判断してもらえる、それが精神科の分野です。

もし生理前になると気分が落ち込む状態が続いているなら、
一度心療内科を受診してみるのも、治療の一つだと思いますよ。