だれでもわかる判定基準ってあるの?PMSをくわしく教えて!

■生理周期は正常なのに・・PMSは生理不順とは違う?

私は自分がPMSだとわかるまでは、不調の原因は別にあると思ってました。
というのも、生理はきちんと来ていたし、異常も感じなかったから。

婦人病を疑うような兆候が、私の生理には何もなかったからなんです。
でも、PMSと生理は同じであって違うんだと知りました。

生理というのは、妊娠に備えて子宮内にできた内膜が、
妊娠しなかったため不要とされ剥がれ落ちる現象を言います。

生理周期と言うのは、卵巣ホルモンと黄体ホルモンの分泌によって、
子宮周辺で起こる妊娠に対する様々な準備のサイクルのことです。

まず卵巣刺激ホルモンが分泌されると、
卵巣の中で卵子のもと(卵胞)が育ち始めます。

卵胞は発育途中で卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、
子宮は受精卵を受け入れる準備を始めます。

卵胞が十分に発達すると、今度は黄体化ホルモンが分泌され、
卵胞が卵巣から飛び出します。これが排卵です。

排卵後は卵巣ホルモンに加え、黄体ホルモン(プロゲステロン)も分泌。
この2つのホルモンを受けて、子宮は着床の準備を進めます。

受精し着床すると妊娠となりますが、そうならなかった場合、
10~14日で両ホルモンの分泌が激減し、不要な内膜が剥がれる。
これを月経と呼びます。

これを一定期間でめぐることを生理周期と呼び、
だいたい25日から35日の間であれば正常とされています。

難しく並べましたが、要は卵巣で卵子が育ち始め、
育った卵子が飛び出すのが排卵。

その卵子が受精すれば妊娠。

しなければ受精卵のための部屋(子宮内膜)が模様替えされる。
これが生理。

PMSはそのホルモンバランスが原因ともいわれているので、
生理と全く無関係とは言えませんが、
生理周期との関連性はあまりないかもしれません。

■どんな症状がPMSと判定される?

PMSの症状の例を上げる前に、PMSの定義を知ってください。

「黄体期に起こる、精神的あるいは身体的症状で、
月経開始後、すみやかに消退するもの」

生理前は辛いけど、生理が来たら煙のように消えてしまうってことです。

では、どんな症状があるんでしょうか。

・精神的な症状
うつっぽくなる・イライラする・注意力が散漫になる・睡眠リズムが崩れる

・身体的な症状
むくみ・乳房の異常・痛み・便秘や下痢・食欲の変化・肌トラブル・疲労感

ざっくり痛みと言っても、腰痛・頭痛・腹痛・関節痛といろいろ。
うつっぽくなるとは、涙が止まらない、塞ぎこむ、無気力など。

身体的症状のほうが頻度は高いですが、精神的症状のほうが、一度起きた時の
生活に与える影響は大きいです。

また、これらの症状が単一で出てくるわけではなく、複合します。

なんだか頭痛がして足がむくんでいる。おまけに便秘気味でお腹は張るし、
気分がスッキリしないでやる気が起きない。

なんてなんとも不快な状態になるのがPMSのです。

PMSという病気を知る前の私は、
「気分の乗らない日もあるさ」と楽観視していました。

ところがどんどんひどくなる頭痛や眠気のせいで、
仕事に影響が出だしてから、おかしいと思い始めました。

毎月きちんと生理が来ていても、生理痛に悩むことがなくても、
生理前に体でも心でも不調を感じるようなら、
ぜひ一度PMSの検査を受けてみませんか?

私のように、長いこと放っておくと治療も時間がかかってしまいますよ。

■PMSの診断方法

PMSの診断に行きましょう!といったところで、
はい!行ってきます!とは、なかなかなりませんよね。

そこで、PMSだと診断するためにはどんなことをするのか、
病院前に知っておくと少しでも気が楽かなと思ってまとめてみました。

まず準備しておくもの。

・基礎体温表
目が覚めて起き上がる前に測った体温をグラフにします。
これで、ホルモンの状態や次の生理の予測をします。

・症状をメモしたもの
いつ、どんな症状が出たのか、どんな対応をしたのかまであるとなおいいです。

病院での検査

PMSは病気とはいえ血液検査はもちろん、内診のないことも少なくありません。
問診で生理の周期や状態、気になる不調について聞かれます。
この時に、基礎体温表やメモが役に立つんです。

過去数ヶ月分の記憶を呼び起こすのは難しく正確性にかけますよね。
きちんとした診断を受けるためにも、メモはある方がいいでしょう。

後は、アレルギーや仕事での生活リズムなんかも聞かれるかもしれません。
大体のパターンを予め掴んでおくと受け答えがスムーズです。

婦人病は、とてもデリケートな話です。
でも病院の先生はその道のプロです。
恥ずかしがらずに、少しでも不安や疑問があれば聞いてみましょう。

とはいえ、私は先生に相談出来るようになったのは3度目からですから、
あまりえらそうなことは言えないんですけどね。

■病院で進められる「薬物療法」

「薬物療法」なんて聞くとちょっと怖いですが、
ようは病院で使用、処方される治療薬の種類のことです。

1. 対処療法
むくみに対しては、利尿薬
乳房痛や腹痛、腰痛、頭痛には鎮痛薬
イライラ、怒りっぽい症状にはビタミン剤やマグネシウム剤

2. 漢方薬
西洋薬にくらべ効果がゆっくり現れることから、
最低でも一ヶ月は服用するよう指導されます。

3. 向精神薬
身体的より精神的な症状の強い人に処方されます。
抗不安薬が一般的に処方されます。
副作用として眠気や依存の問題があります。

4. ホルモン療法
経口避妊薬(ピル)は、生理前の不調なら生理を止めてしまえという理屈
排卵抑制剤は、子宮内膜症の治療として開発、卵巣ホルモンの分泌を抑える
ダナゾールは、弱い男性ホルモン作用で卵胞ホルモンの合成を阻害

これらがPMSと診断されると処方されるであろう薬です。
症状の出ている箇所や重症度によっても変わるので、
処方されるときは説明をよく聞くといいでしょう。

また、治療方法は薬以外にもあります。
あまり薬を頼りたくない人は、お医者様に相談してみてください。

私はなるべく薬を使いたくなかったのでそう伝えると、
サプリや自宅で出来る予防法などを教えてもらえました。

なんでもお医者様のいうことを聞かなくてはいけないわけではないので、
自分の希望する方法を伝えて、一番いい治療を相談してみましょう。
きっといい方法を見つけてくれるはずですよ。

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